微分フィルタ設定構造クラス

Namespace: FVIL.Edge
Assembly: FVILbasic (in FVILbasic.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.17)

Syntax

C#
[SerializableAttribute]
public class CFviEdgeFilter : CFviDataObject
Visual Basic
<SerializableAttribute>
Public Class CFviEdgeFilter
	Inherits CFviDataObject

Remarks

エッジ抽出ライブラリにおいて、微分フィルタモデルを設定する為に使用するデータ構造クラスです。


初期値と範囲:
プロパティ初期値範囲
minus_foot11~
plus_foot11~
minus_len00~
plus_len00~

概要:

エッジ抽出ライブラリにおいて、微分フィルタモデルを設定する場合に使用します。 エッジ計測において、指定直線上で1次元濃度データを取得したその後に、 そのデータから1次元濃度微分データを計算によって求めます。

上図フィルタモデルを当クラスで管理します。 各パラメータ値により、下図のような微分フィルタモデルを設定し、 それにより濃度微分値を取得します。

+----------+---------+---+--------+---------+
|     -    |    0    | 0 |    0   |    +    |
|minus_foot|minus_len| i |plus_len|plus_foot|
+----------+---------+---+--------+---------+

例えば、以下の設定であれば、注目位置 i における微分値 d は下記式で求められます。

  • minus_foot = 3 -
  • plus_foot = 3 -
  • minus_len = 1 -
  • plus_len = 1 -

len はエッジのボケに有効なパラメータです。 検出ライン上のエッジのコントラストが出ていない場合には、 この値を大きくすることでボケによる回答ずれの影響を軽減させる効果が得られ、 より安定した計測が可能になります。

foot はノイズ除去に有効なパラメータです。 検出ライン上に高周波のノイズが含まれるような場合には、 この値を大きくすることでノイズによる回答ずれの影響を軽減させる効果が得られ、 より安定した計測が可能になります。

Inheritance Hierarchy

System..::..Object
FVIL..::..CFviObject
FVIL.Data..::..CFviDataObject
FVIL.Edge..::..CFviEdgeFilter

See Also