FPMオブジェクトの生成 (パタン画像指定)

Namespace: FVIL.FPM2
Assembly: FVILbasic (in FVILbasic.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.17)

Syntax

C#
public virtual void Create(
	CFviPattern pattern,
	MatchMode match_mode,
	CFviDataObject feature_param
)
Visual Basic
Public Overridable Sub Create ( 
	pattern As CFviPattern,
	match_mode As MatchMode,
	feature_param As CFviDataObject
)

Parameters

pattern
Type: FVIL.Data..::..CFviPattern
マスターパタン画像 (※画像種別 UC8、1 チャネルのみ)
match_mode
Type: FVIL.FPM2..::..MatchMode
マッチング処理モード
feature_param
Type: FVIL.Data..::..CFviDataObject
特徴量抽出用パラメータ

Remarks

指定された画像から特徴量を抽出してFPMオブジェクトを生成します。

引数の pattern に指定する画像は、画像種別 UC8、x1 チャネルのみを対象としています。 特徴量抽出の範囲は、画像オブジェクトに指定された 処理範囲 が適用されます。 また、特徴量を取得する内部処理では、指定した画像に対してボーダー拡張処理を行っています。 パタン画像のマスク情報(マスクと不可欠部分)は、それぞれ SetMask(CFviImage)SetEssential(CFviImage) で設定されます。 この場合も、画像オブジェクトに指定された 処理範囲 が適用されます。 パタン画像の 基準点 は、マッチング回答オフセット値として使用されます。

引数 match_mode は、マッチング処理の実行時の挙動を指示するものです。 高速モード が指定された場合は、 通常モードに比べて処理時間が2倍ほど高速になります。(画像に依存する為、差異がない場合もあります。)
精度は、ほぼ同等ですが、以下の点で挙動が異なります。

  1. スケール範囲が±10% 以内に限定されます。
  2. 同一位置に重なったワークは1つしか見つかりません。

但し、スケール範囲を示すプロパティ( ScaleMax, ScaleMin )の値が、±10%を超えていた場合でもエラーは発生しません。

引数 feature_param には、特徴量を抽出するエッジ検出処理のパラメータを指定してください。 このパラメータクラスの種類によってエッジ検出手法(相関エッジ/ソーベル)を決定します。

処理に失敗した場合は例外を発行します。 例外の原因と発生位置を特定するには、発行された例外クラスの ErrorCode メンバと Function メンバを参照してください。

エラーコード:

ErrorCode メンバ内容
51FVIL.ErrorCode.LICENSE_ERROR ライセンスキーが見つからない為、実行できません。 または、 FVIL._SetUp.InitVisionLibrary が実行されていません。
1FVIL.ErrorCode.FAILED_TO_ALLOCATE処理の途中でメモリ確保に失敗しました。メモリが不足しています。
8FVIL.ErrorCode.FAILED_TO_EXECUTE特徴量が見つかりません。
11FVIL.ErrorCode.INVALID_PARAMETERパラメータが無効です。
12FVIL.ErrorCode.INVALID_OBJECT画像オブジェクトが処理対象外、または異常です。

Exceptions

ExceptionCondition
FVIL..::..CFviExceptionこの例外の原因については、上記のエラーコード表をご参照ください。

See Also