極座標変換パラメータ構造クラス

Namespace: FVIL.PolarTrans
Assembly: FVILbasic (in FVILbasic.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.17)

Syntax

C#
[SerializableAttribute]
public class CFviPolarTransParam : CFviDataObject
Visual Basic
<SerializableAttribute>
Public Class CFviPolarTransParam
	Inherits CFviDataObject

Remarks

極座標変換の実行時に指定するパラメータを保有します。

下図に、このクラスが保有するパラメータの対応関係を示します。
左が入力側、右が出力側とします。coordinate_mode は Left を指定しているものとします。 本体のクラスが持つ『変換方向の反転フラグ』によって、入力と出力の意味は反転します。

  • 変換方向が正方向の時 (Invert = false)
    矩形(origin_in)から円形(origin_out)に変換します。 この場合は、入力画像に矩形状の画像があり、円形に変換したものを出力画像へ格納する事を意味します。

  • 変換方向が逆方向の時 (Invert = true)
    円形(origin_out)から矩形(origin_in)に変換します。 この場合は、入力画像に円形状の画像があり、矩形に変換したものを出力画像へ格納する事を意味します。

項目プロパティ意味変換方向との関係
origin_in OriginIn矩形領域の基準座標 正方向(Invert = false)の時は、処理対象領域を意味します。 逆方向(Invert = true)の時は、出力領域を意味します。
width Width矩形領域の幅〃
height Height矩形領域の高さ〃
origin_out OriginOut円形領域の回転中心座標 正方向(Invert = false)の時は、出力領域を意味します。 逆方向(Invert = true)の時は、処理対象領域を意味します。
radius Radius円形領域の半径〃
start_angle StartAngle円形領域の回転開始角度〃
range_angle RangeAngle円形領域の回転範囲〃
coordinate_modeCoordinateMode矩形領域の基準座標モード 正方向(Invert = false)の時は、処理対象領域を意味します。 逆方向(Invert = true)の時は、出力領域を意味します。
基準座標モード:

このクラスの CoordinateMode プロパティで処理対象画像の基準位置を指定できます。 基準座標モードによって、矩形領域の基準位置と円形領域の対応位置が変化します。 下表に各モードにおける対応関係を示します。

※注)
逆変換(Invert = true)の時は、 処理対象領域と出力領域の意味は反転しますが、各パラメータの対応関係は変わりません。

基準座標モード
CoordinateMode		 回転方向
RangeAngle		 円中心
OriginOut		 円半径
Radius
LeftHeightOriginInWidth
RightHeightOriginInWidth
UpperWidthOriginInHeight
LowerWidthOriginInHeight

初期値と範囲:

プロパティ初期値範囲
OriginIn0,0入力画像の左上を 0,0 とする任意の座標
Width6400~ (ピクセル)
Height4800~ (ピクセル)
OriginOut0,320出力画像の左上を 0,0 とする任意の座標
Radius3200~ (ピクセル)
StartAngle2700≦angle＜360 (Degree 単位)
RangeAngle180-360≦angle≦360 (Degree 単位)
CoordinateModeLeftCoordinateMode に定義された定数

Inheritance Hierarchy

System..::..Object
FVIL..::..CFviObject
FVIL.Data..::..CFviDataObject
FVIL.PolarTrans..::..CFviPolarTransParam

See Also