画像ファイル読み込み

Namespace: FVIL.File
Assembly: FVILbasic (in FVILbasic.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.17)

Syntax

C#
public override void Load(
	string strFileName,
	CFviImage image
)
Visual Basic
Public Overrides Sub Load ( 
	strFileName As String,
	image As CFviImage
)

Parameters

strFileName
Type: System..::..String
読み込み対象の画像ファイルパス
image
Type: FVIL.Data..::..CFviImage
読み込み先の画像オブジェクト

Remarks

画像ファイルの内容を画像オブジェクトに読み込みます。
画像ファイル名称は、ディレクトリと拡張子も含めて指定してください。

画像ファイルの先頭から終端までを、引数 image に指定された 画像オブジェクト(CFviImage)の画像データ部分に読み込みます。 画像データ(.raw 拡張子)と同一ディレクトリに情報ファイル(.raw.conf)がある場合は、 情報ファイルに従って画像オブジェクトの画像領域を再確保した後、画像データを読み込みます。 情報ファイルがない場合は、引数 image に指定された画像オブジェクトの情報に従って読み込み処理を行います。
拡張子は、引数 strFileName に従いますので .raw でなくても構いません。 例えば、 testimage.dat と指定された場合は、 testimage.dat.conf が情報ファイルとして扱われます。 但し、ディレクトリは必ず指定するようにしてください。 『testimage.raw』のように、ディレクトリを指定しなかった場合は、 testimage.raw.conf ファイルのみを Windows ディレクトリから読み込もうと試みます。


画像データと情報ファイル:

画像データは、 CFviImage の画像領域部分のみをバイナリデータとして保管したファイルです。 情報ファイルは、 CFviImage の画像メモリのサイズや種別などが記載されたテキストファイルです。 Version セクションは、将来 機能向上を行う場合にデータ互換を保つ為に予約しているもので、現在は使用していません。 Image セクションは、 CFviImage の画像領域を再確保するために使用する情報です。 処理範囲の情報はありませんので、再確保後は初期値(画像サイズと同一)になります。

[Version]
Product=WIL
Major=1
Minor=2
Build=0
Revision=0

[Image]
HorzSize=1600
VertSize=1200
ImageType=2
Channel=3
Depth=8
ImageInfo=0
HorzByte=1600

処理に失敗した場合は例外を発行します。 例外の原因と発生位置を特定するには、発行された例外クラスの ErrorCode メンバと Function メンバを参照してください。

エラーコード:

ErrorCode メンバ内容
11FVIL.ErrorCode.INVALID_PARAMETER引数に誤りがあります。
1FVIL.ErrorCode.FAILED_TO_ALLOCATEメモリ不足により領域の確保に失敗しました。
2FVIL.ErrorCode.FAILED_TO_OPEN画像ファイルのオープンに失敗しました。
3FVIL.ErrorCode.FAILED_TO_READ画像ファイルの読み込みに失敗しました。
54FVIL.ErrorCode.INTERRUPTEDユーザの要求により処理を中断しました。

Exceptions

ExceptionCondition
FVIL..::..CFviExceptionこの例外の原因については、上記のエラーコード表をご参照ください。

See Also