Assembly: FVILbasic (in FVILbasic.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.17)
Syntax
C# |
---|
public virtual ContinueOption ContinueOption { get; set; } |
Visual Basic |
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Public Overridable Property ContinueOption As ContinueOption Get Set |
Return Value
Type: ContinueOptionブローブ解析処理の通常実行または継続実行を指示します。
許容値:Remarks
継続処理(Continue)は、通常処理(None)で解析した結果の下部に連結する機能です。 この機能は、ラインセンサで画像を取り込むのと平行して解析を行いたい場合に有効です。 処理範囲の幅は、通常処理で指定した処理範囲と同じ幅でなければなりません。 既に解析された部分と継続処理で指定された処理範囲の行数(高さ)の和が 最大行数(Param.MaxRows)を超えた場合はエラーとなります。
設定に失敗した場合は例外を発行します。 例外の原因と発生位置を特定するには、発行された例外クラスの ErrorCode メンバと Function メンバを参照してください。
エラーコード:
値 | ErrorCode メンバ | 内容 |
---|---|---|
11 | FVIL.ErrorCode.INVALID_PARAMETER | 指定された値が不正です。 |
Examples
■ 処理例1:
解析対象の画像オブジェクトの取り込み済み部分に処理範囲(下図の青い部分)を設定して通常解析を行います。 この時点では、『U』の字を2つのブローブと判定します。 これは、解析対象の色を黒とした場合、処理範囲の外側は白い画素が広がっていると言う条件で解析するので、 黒い画素はつながっていないと判定する為です。
次に、処理範囲を下方向に移動して継続処理(Continue)を実行します。 前回の解析結果の下部に連結されます。この時、画素がつながっていればブローブも融合します。 前回の処理範囲と重なった場合や隙間が空いた場合はY方向の座標がずれますのでご注意ください。
更に、処理範囲を下方向に移動して継続処理を実行します。 最後まで解析した結果、前回まで2つに別れていたブローブは、 1つの『U』の字と判定され、1つのブローブに融合されます。
■ 処理例2:
継続処理で使用する画像は、通常処理で使用した画像と物理的につながっている必要はありません。 下図のように、1つの濃淡画像(図左)を複数の2値画像(図中央)に分解して、 それぞれ解析した結果を、1つの CFviBlobResult オブジェクトに格納してブローブを融合する事ができます。 この時、解析を行う本体の CFviBlob オブジェクトは1つでも複数でも構いませんが、 CFviBlobResult オブジェクトは同一のものを使用してください。
Exceptions
Exception | Condition |
---|---|
FVIL..::..CFviException | この例外の原因については、上記のエラーコード表をご参照ください。 |