画像ファイルアクセスの基本クラス
Namespace: FVIL.FileAssembly: FVILbasic (in FVILbasic.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.17)
Syntax
C# |
---|
[SerializableAttribute] public abstract class CFviImageFile : CFviObject, ICloneable, IFviCopyable |
Visual Basic |
---|
<SerializableAttribute> Public MustInherit Class CFviImageFile Inherits CFviObject Implements ICloneable, IFviCopyable |
Remarks
画像ファイルをアクセスするクラスの基本クラスです。 このクラスは抽象クラスですので、インスタンスの生成は行えません。
初期値と範囲:
プロパティ | 初期値 | 範囲 |
---|---|---|
PixelMode | FVIL.PixelMode.Unpacking | PixelMode に定義された定数 |
ScanLineHandler | null | ScanLineDelegate に登録可能な関数 |
ScanLineParam | null | 任意 |
- ピクセルモード -
- スキャンラインハンドラ -
ピクセルモードは、カラーの画像ファイルを読み込む際に、 読み込み先の画像オブジェクトをチャネル分割するか否かを指示するものです。
値 | 意味 |
---|---|
FVIL.PixelMode.Packing | カラーの各成分をパッキングして読み込みます。 画像オブジェクトの画像種別は、 FVIL.ImageType.RGB24 または FVIL.ImageType.RGB32 になります。 |
FVIL.PixelMode.Unacking | カラーの各成分をアンパッキングして読み込みます。 画像オブジェクトは複数チャネルになります。 画像種別は各成分のサイズによりますが、 FVIL.ImageType.UC8 、 FVIL.ImageType.US16 等になります。 |
以下のクラスのメソッドでは既定のピクセルモード(DefaultPixelMode)を使用しています。
- CFviImage.Load(String)
- CFviPattern.Load(String)
スキャンラインハンドラとは、画像ファイルが1行読み書きされる度に呼び出される関数の事です。 主に、ファイルアクセスの進行状況を呼び出し元のアプリケーションに伝える為に使用します。
C# 等では、クラスのスタティックメンバ関数をスキャンラインハンドラとして使用します。 スタティックメンバは単独ではインスタンスメンバにアクセスできませんので、 クラスのインスタンスをスキャンラインハンドラへ渡す必要があります。 この場合、クラスのスタティックメンバ関数を ScanLineHandler に登録し、 クラスのインスタンスを ScanLineParam に登録します。 ここで設定したインスタンスは、 スキャンラインハンドラ(ScanLineHandler) に設定した 関数の第一引数へ渡されます。
関連:
ScanLineHandler
ScanLineParam
Inheritance Hierarchy
System..::..Object
FVIL..::..CFviObject
FVIL.File..::..CFviImageFile
FVIL.File..::..CFviImageFileBmp
FVIL.File..::..CFviImageFileJpg
FVIL.File..::..CFviImageFilePng
FVIL.File..::..CFviImageFileRaw
FVIL.File..::..CFviImageFileTiff
FVIL..::..CFviObject
FVIL.File..::..CFviImageFile
FVIL.File..::..CFviImageFileBmp
FVIL.File..::..CFviImageFileJpg
FVIL.File..::..CFviImageFilePng
FVIL.File..::..CFviImageFileRaw
FVIL.File..::..CFviImageFileTiff