マウスカーソルの形状変更可否判定

Namespace: FVIL.GDI
Assembly: FVILbasic (in FVILbasic.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.17)

Syntax

C#
public virtual void CanChangeCursor(
	Object sender,
	MouseEventArgs e,
	ref bool AllowChange
)
Visual Basic
Public Overridable Sub CanChangeCursor ( 
	sender As Object,
	e As MouseEventArgs,
	ByRef AllowChange As Boolean
)

Parameters

sender
Type: System..::..Object
マウスイベントが発生したコントロール
e
Type: System.Windows.Forms..::..MouseEventArgs
発生したマウスイベント
AllowChange
Type: System..::..Boolean%
カーソル変更許可ステータス

Remarks

このメソッドは、 で MouseDown,MouseUp,MouseMove,MouseWheel イベントが発生したときに呼び出されます。 は、Display.Overlays 配列に格納された すべてのオーバレイと既定のオーバレイの CanMouseGrip メソッドを呼び出し、マウスカーソルの形状が変更可能か否かを検証します。 (マウスカーソルの形状変更とは、CFviImageView で背景画像を掴んだときに Hand にする処理や、 処理範囲オーバレイやパタン登録オーバレイで SizeAll, SizeWE, SizeNS 等に変更する処理を意味します。)

AllowChangetrue の時は、マウスカーソルの形状変更が可能であることを示します。 AllowChangefalse の時は、既に他のオーバレイでマウスカーソルの形状変更が行われている為、 変更を許可しないことを意味します。

もし、ユーザが作成したオーバレイ側でマウスカーソルの形状変更を行う場合は、他のオーバレイとの干渉を避ける為、 このメソッドをオーバーライドして AllowChange の状態を監視し、true であれば マウスカーソルの形状変更を行い false に更新する必要があります。 既に false に設定されている場合は、他のオーバレイの形状変更処理と干渉しないよう、 自身のオーバレイの形状変更処理を行わないよう処理しなければなりません。

基本クラスでは何も行いませんので、AllowChange の状態は変化しません。 よく分からない場合は、オーバーライドしないでください。 または、AllowChange の値を変更しないようにしてください。

See Also