FHC3313クラス

Namespace: FVIL.Video
Assembly: FVILdevice (in FVILdevice.dll) Version: 3.1.0.0 (3.1.0.5)

Syntax

C#
public class CFviVideoFHC3313 : CFviVideo
Visual Basic
Public Class CFviVideoFHC3313
	Inherits CFviVideo

Remarks

PCI Express カメラリンク対応画像入力ボード(FHC3313)を操作する為のクラスです。

FHC3313は、カメラリンク規格のMediumコンフィグレーション、Fullコンフィグレーションに対応した、PCI-Express x 4(Rev 1.0a)の 画像入力ボードです。

※注) PCI Express 2.0仕様(Gen2)のスロットに搭載した場合、正常にリンクアップせず、ボードがソフト ウェアより認識できない場合があるため、該当するスロットへの搭載については動作保証外となります。


■ トピック


CHについて:

画像入力ボードFHC3313は、カメラリンクコネクタが2つありますが、1台のカメラを2本のケーブルにて 接続を行うため、最大1台のカメラしか接続できません。カメラとボードの接続位置を間違えないよう、 正しく接続を行ってください。

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使用ボードの指定

FHC3313が複数枚装着されている画像処理装置の場合、FHC3313上のディップスイッチによるID指定(SW1)と Open(Int32, Int32) でのID指定での組み合わせでオープンされるボードが決定します。

Open(Int32, Int32)のid引数で、-1を指定した場合、 オープン可能な FHC3313 の中でディップスイッチの ID が最も若いものをオープンするという意味になります。 ID=0~7 を指定した場合、その値と同じディップスイッチ ID の FHC3313 をオープンします。 指定した ID と一致するFHC3313がオープン不可能だった場合、エラーが返されます。


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チャネルの指定

チャネルの指定はできません。Open(Int32, Int32)のch引数は、 常に-1を指定して下さい。


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画像取込方法

単発取込、連続取込ともCFviContinuousGrabFHC3313 を使用する必要があります。 取込枚数を1枚にすることで、単発取込を行うことが可能です。 このクラスの ContinuousGrab プロパティから 取込クラスのインスタンスを得る事ができます。 実際に使用する際は、画像メモリのロック→連続取込の開始→取込完了待ち→画像メモリのアンロックという手順 を踏まなければなりません。

  1. FHC3313をオープン(Open()()()())し、 使用するカメラ設定ファイルをロード(LoadIniFile(String))します。 -
  2. 各画像オブジェクトの画像サイズ、BPP、画像タイプを調整しておいてください。 画像メモリのサイズ変更は、 ChangeImageSize(CFviImage) をご利用ください。 -
  3. 単発取込を行うには、MemoryLock(CFviImage) メソッドで画像メモリを直接ロックします。 -
  4. 連続取込を行うには、取り込み先の画像オブジェクトのコレクション(List)を Images プロパティに設定し、 MemoryLock(UInt32) メソッドで、取り込み先の画像メモリをロックします。 -
  5. 取り込みを実行します。
    • 同期取り込み(GrabSync(UInt32))の場合、 画像取り込みが完了するまで待機します。 中断するには、 StopCapture()()()() を使用します。 -
    • 非同期取り込み(GrabASync(UInt32))の場合、 画像取り込みの完了を待たず、即時 制御が戻ります。 画像取り込みが完了したことを確認するために、 GrabWait()()()() または GrabStatus を使用します。 -
  6. 画像取り込みが終了し、画像メモリのロックが必要なくなった場合は、 画像メモリのアンロック(MemoryUnlock()()()())を 行ってください。 尚、ロックされたまま、画像入力ボードをクローズした場合、自動的にアンロックを行うようになっています。

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PoCLについて

本ボードはPoCLに対応しておりません。


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ラインセンサにおける、トリガモード

トリガモードは Trigger で行い、 ノーマル、内部トリガ、外部トリガを切り替えることが可能です。 FHC3313ではラインセンサのカメラの内部同期モード はサポートしていません。 FHC3313でラインセンサカメラを使用する場合は、カメラの外部同期モードによる取込を使用してください。 カメラの外部同期モード(トリガ動作)を使用する場合は、Trigger プロパティで1〜2の値を指定します。


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エンコーダ信号入力

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ボードバージョンの確認方法

ボードバージョンの確認は、次の手順で行う事が出来ます。

  1. [コントロールパネル]→[管理ツール]→[コンピュータの管理]を開き、デバイスマネージャを表示する。 -
  2. デバイスマネージャの右のツリーから、[Aip]→[AVALDATA APX-3313(Image Capture Module)]を右クリックし、[プロパティ]を選択。 -
  3. プロパティダイアログで、[ステータス]タブを選択し、[F/W Ver]の値を確認する。この値が、ボードのバージョンとなる。
    [ステータス]のタブが無い場合、ドライバのバージョンを1.4.0以上にアップデートして下さい。
    -


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Inheritance Hierarchy

System..::..Object
FVIL..::..CFviObject
FVIL.Video..::..CFviVideo
FVIL.Video..::..CFviVideoFHC3313

See Also