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ファーストの画像技術
優れた画像処理技術を持つファーストは、検査や認識・計測などを支援するグレイサーチなどに代表される機能基準ライブラリをいち早く確立しました。さらに近年は画像処理が一般的になり、専門知識がなくても簡単に処理できないかという要望に応え、検査や認識・計測のノウハウを内包した用途基準ライブラリの開発にも力を注いでいます。
自動化システムの急激な進歩に伴い、ファーストは独自の画像処理技術 FAST Core Technology ・ノウハウを駆使し、多分野の多彩なニーズに応えていきます。
VISION TECHNOLOGY
コア技術 | 技術用途 | |||||||
前処理 | 位置決め | 仕分け | 計測 | 検査 | 認識 | 識別 | 照合 | |
各種画質改善 | ○ | |||||||
各種エッジ検出 | ○ | |||||||
モフォロジー処理 | ○ | |||||||
特殊2値化 | ○ | |||||||
フーリエ変換 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
ウェーブレット変換 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
カラー処理 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
ロバスト推定法 | ○ | ○ | ○ | |||||
直線・円抽出Hough変換 | ○ | ○ | ○ | |||||
2値画像解析 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
正規化相関 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
ジオメトリックハッシング | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
キネマティックス | ○ | |||||||
KL変換 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
遺伝的アルゴリズム | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
ニューラルネットワーク | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
ファジィ理論 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
射影幾何学 | ○ | ○ | ○ | |||||
適応型弛緩法 | ○ | ○ | ||||||
確率的弛緩法 | ○ | ○ | ||||||
スネークス | ○ | ○ | ||||||
計算幾何学 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
ベクトル場の理論 | ○ | ○ | ||||||
多変量解析 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
照明技術 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
光学技術 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
モーションコントロール技術 | ○ | |||||||
ASP技術 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
事業内容
1.画像事業
画像処理そのものを基幹に据えた事業です。画像処理ソウトウェアライブラリ、汎用画像処理装置、画像入力ボードなどを開発・製造・販売しています。製造ラインや検査ラインに導入される自動化システムでは、出来合いの画像処理ではなく個々のラインや製造・検査工程に合わせ込んだ独自のアプリケーションソフトウェアを作製し導入する場合が多々あります。それらの開発・製造を担う生産技術系の部門やSI企業に応えられる製品作りを行なっています。
ソウトウェアライブラリには画像処理のコア技術や高度な機能を持ったサブルーチンが集積されており、お客様のアプリケーションソフトウェア開発を容易化し、問題解決を支援すると同時に、作製に要する時間と費用を削減します。
汎用画像処理装置はアプリケーションソフトウェアを実行するハードウェアプラットホームで、小型から高速タイプまでをラインナップしています。撮像については画像入力ボードの選択で標準・プログレッシブ・倍速・高分解能・エリア/ラインカメラ・アナログ/デジタルカメラなど様々なカメラ画像入力に対応します。
2.ソリューション事業
標準品(カタログ品)に限らずお客様の要求に応えて行く事業です。汎用画像処理装置では対応できないシステムや専用装置、および一部に画像処理を応用した 特注品やOEM などでソリューションを提供しています。
例えばメガピクセル画像を高速フレームレートで入力しつつリアルタイムに処理するシステム、DSPとFPGAを搭載した画像処理ボードを組み込んだ超高速処理装置、コンクリート検査・コネクタ検査・FPD検査・Web検査用の装置&ソフトウェア、三次元計測などお客様あるいは業界のテーマに合わせた開発あるいはカスタマイズを行なっています。また、協力企業と連携したメカ系を含むシステムの製作など、幅広いソリューションを提供しています。
人間が受理する情報の 70〜80%は、視覚によるものといわれています。この視覚による情報認識を‘キカイの眼'を通じて代替することで、各種業務の効率化・省力化が可能となります。現在、画像処理対象は我々の社会生活のあらゆる分野にわたっています。そしてその可能性は無限大です。画像処理を通じて新たな付加価値を創造すること、これがファーストの Vision です。